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「コスパがいい光回線」は、基準を決めないと比べられません。そこでこの記事では月額を規格上の最大速度で割り、1Gbpsあたりの月額という1つの数字にそろえて主要5社を並べます。これは当サイトの比較基準による計算で、公式が掲示している指標ではありません。金額は税込で、各社公式サイトで確認したものです(2026年8月20日・21日確認)。
結論|1Gbpsあたりの月額で見ると10ギガ側が下がる
結論として、当サイトの基準で計算すると、1ギガプランより10ギガプランのほうが1Gbpsあたりの月額は小さくなります。月額の差が数百円から2,000円程度にとどまるのに対して、規格上の上限は10倍になるためです。
一方で1ギガプランどうしを比べると、割り算をしても順位は月額の順位と同じになります。1ギガの規格値はどの社も1Gbpsで横並びだからです。つまり「コスパ」で比較して意味があるのは、1ギガと10ギガのどちらを選ぶかという場面であって、1ギガの中での比較では月額そのものを見るのと変わりません。
1ギガで比べる場合、契約期間の縛りがなく解約違約金0円のGMOとくとくBB光(GMO光アクセス)はマンション4,290円・戸建て5,390円と、今回比較した5社の表で低い側に並びます。
GMOとくとくBB光の料金を公式サイトで見る/口コミを見てみる
比較基準の決め方(当サイトの計算方法)
計算に使った条件をそろえておきます。
- 分子:各社公式が掲示している月額(税込)。割引適用後の期間がある場合はその旨を注記します
- 分母:各社公式が掲示している技術規格上の最大速度(下り)。1ギガ=1Gbps、10ギガ=10Gbpsとして計算します
- 含めないもの:事務手数料、工事費、キャッシュバック、スマホセット割、オプション料。受け取り時期や適用条件が社ごとに違い、割り算に混ぜると比較が壊れるためです
- 端数:1円未満は四捨五入しています
速度はすべてベストエフォートで、実際の速度は環境によって変わると各社が注記しています。この計算は「同じ金額でどれだけの上限を買えるか」を見るための整理であり、実際に出る速度あたりの費用ではありません。総額そのものを比べたい場合は光回線の料金の比較、速度の条件を詳しく見たい場合は速度の比較が対応します。
マンションで計算した結果
| サービス | プラン | 月額 | 規格上の最大速度 | 1Gbpsあたり(当サイト計算) |
|---|---|---|---|---|
| GMOとくとくBB光 | 1ギガ | 4,290円 | 1Gbps | 4,290円 |
| BIGLOBE光 | 1ギガ(3年プラン) | 4,378円 | 1Gbps | 4,378円 |
| ドコモ光×GMOとくとくBB | 1ギガ タイプA(2年) | 4,400円 | 1Gbps | 4,400円 |
| ソフトバンク光 | 1ギガ(2年自動更新) | 4,180円 | 1Gbps | 4,180円 |
| GMOとくとくBB光 | 10ギガ | 5,940円 | 10Gbps | 594円 |
| BIGLOBE光 | 10ギガ(2年プラン) | 6,270円 | 10Gbps | 627円 |
| ドコモ光×GMOとくとくBB | 10ギガ タイプA(2年) | 6,380円 | 10Gbps | 638円 |
| ソフトバンク光 | 10ギガ(2年自動更新) | 6,380円 | 10Gbps | 638円 |
| NURO光(マンション・現行プラン) | 2ギガ(25ヶ月目〜) | 4,235円 | 2Gbps | 約2,118円 |
| NURO光(マンション・現行プラン) | 10ギガ(25ヶ月目〜) | 4,840円 | 10Gbps | 484円 |
※ソフトバンク光は2026年12月1日から既存プランの月額が一律330円上がると公式に告知されています(表は改定前の金額です)。NURO光は2026年8月31日で現行プランの新規受付を終了し、9月1日から新プランに切り替わると告知されています。NURO光の速度表記は「ネットワークから宅内終端装置へ提供する技術規格上の最大速度」で、他社の数え方とは異なります。同じ列に並べていますが、この点を差し引いて読んでください。
戸建てで計算した結果
| サービス | プラン | 月額 | 規格上の最大速度 | 1Gbpsあたり(当サイト計算) |
|---|---|---|---|---|
| GMOとくとくBB光 | 1ギガ | 5,390円 | 1Gbps | 5,390円 |
| BIGLOBE光 | 1ギガ(3年プラン) | 5,478円 | 1Gbps | 5,478円 |
| ドコモ光×GMOとくとくBB | 1ギガ タイプA(2年) | 5,720円 | 1Gbps | 5,720円 |
| ソフトバンク光 | 1ギガ(2年自動更新) | 5,720円 | 1Gbps | 5,720円 |
| GMOとくとくBB光 | 10ギガ | 5,940円 | 10Gbps | 594円 |
| BIGLOBE光 | 10ギガ(2年プラン) | 6,270円 | 10Gbps | 627円 |
| ドコモ光×GMOとくとくBB | 10ギガ タイプA(2年) | 6,380円 | 10Gbps | 638円 |
| NURO光(戸建て・現行プラン) | 2ギガ(25か月目〜) | 5,720円 | 2Gbps | 2,860円 |
| NURO光(戸建て・現行プラン) | 10ギガ(25か月目〜) | 6,600円 | 10Gbps | 660円 |
戸建ての場合、GMO光アクセスは1ギガ5,390円に対して10ギガが5,940円で、差額は550円です。この差で規格上の上限が10倍になるため、当サイトの基準では10ギガのほうが小さい数値になります。ただし数値が小さいことと、その速度が実際に使えることは別です。次の項で、この割り算から抜け落ちる条件を並べます。
GMOとくとくBB光 公式サイトで10ギガの提供エリアを確認する割り算では見えない4つの条件
この基準は、判断に必要な情報の多くを落とします。次の4つは別に確認してください。
①10ギガは提供エリアが市区町村単位
10ギガの数値が小さく出ても、住所が対象外なら申し込めません。GMOは「設置先住所が10ギガ提供エリア外だった場合、お申込みいただくことができません」と明記し、提供エリアを都道府県ではなく市区町村単位のリストで掲示しています。リストには47都道府県が並びますが、中身は限定的で、たとえば秋田県は秋田市と潟上市の2市、山形県は山形市のみです。BIGLOBEは見出しで「10ギガ提供エリア 全都道府県対応!」としたうえで、直後に「10ギガは市区町村等により提供エリア外の地域があります」と注記しています。「全都道府県対応」と「市区町村単位でしか提供されない」は両立します。詳しくは10ギガの料金比較で扱っています。
②10ギガには追加費用がある
10ギガ対応ルーターが別途必要で、GMO光アクセスは10ギガ対応が月390円(1ギガは0円レンタル)、BIGLOBE販売分は48回払い539円〜(総額25,872円〜)です。月390円は24ヶ月で9,360円になるので、割り算の外に置いたまま判断すると差が消えます。
③解約したときに残るもの
工事費はどの社も分割払いと同額を月額から割り引く方式で、期間の途中で解約すると残債が一括請求されます。契約期間と違約金も社ごとに違い、GMO光アクセスとNURO光は縛りなし・0円、ドコモ光は2年で戸建5,500円・マンション4,180円、BIGLOBE光は1ギガが3年でファミリー4,100円・マンション3,000円、ソフトバンク光は「割引前の月額利用料金相当額」です。総額の作り方は料金の比較記事にまとめました。
④スマホセット割の対象
セット割は分子を直接下げますが、対象の組み合わせが限られます。ドコモ光セット割は1,100円〜1,210円/月、ソフトバンクのおうち割 光セットは永年毎月1,100円割引(プランにより550円)です。今回の5社でau・UQのセット割に対応するのはBIGLOBE光で、いずれも最大1,100円/月、BIGLOBE光電話の申し込みが条件です。キャリアと回線の組み合わせはスマホセット割の比較で整理しています。
無線を同じ表に入れなかった理由
参考として同じ計算をすると、無線側の数値は小さく出ます。ただし前提が違うので、光回線と同じ表には入れていません。
| サービス | 月額 | 規格上の最大速度(受信) | 1Gbpsあたり(当サイト計算) |
|---|---|---|---|
| GMOとくとくBB ホームWi-Fi | 5,082円 | 4.2Gbps | 1,210円 |
| GMOとくとくBB WiMAX | 4,961円 | 3.5Gbps(据置型端末は4.2Gbps) | 約1,417円 |
| ドコモ home 5G | 5,280円 | 5Gで4.2Gbps | 約1,257円 |
無線の規格値は電波が届く前提の上限で、5Gは一部エリアでの提供です。さらに公式が制限を明記しており、GMOの2サービスは「一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります」、プラスエリアモードは当月30GBを超えると送受信最大128kbpsになります。Starlinkは公式の月額が「サービス開始価格」表記で速度も保証されないため、この計算には入れていません。
それでも工事ができない条件があるなら、無線が現実的な選択肢になります。GMOとくとくBB ホームWi-Fiは解約違約金なしで、端末代33,264円は36ヶ月の利用で実質0円です。GMOとくとくBB ホームWi-FiとGMOとくとくBB WiMAXは、2026年10月1日ご利用分から月額に一律605円(税込)が加算されると公式に告知されています(改定後の具体的な金額は公式に明示がありません)。2026年8月21日から9月20日までの解約は契約解除料が無料になる措置も告知されています。
とくとくBBホームWi-Fiを公式サイトで見る/評判を見てみる
次に読むなら、金額そのものを積む料金の比較、上限の条件をそろえる速度の比較、住まい別に見る戸建ての光回線の比較の順が分かりやすい並びです。
よくある質問(Q&A)
Q. この計算はどこまで信用していいですか?
A. 当サイトが公式の月額と規格上の最大速度から割り算した参考値で、公式が掲示している指標ではありません。プランの選び分けを考えるための目安として使ってください。金額そのものの比較は料金の比較記事が対応します。
Q. 数値が小さい10ギガを選べばいいのですか?
A. 提供エリアが市区町村単位で限られ、10ギガ対応ルーターの費用も別にかかります。住所が対象かどうかを先に確認し、そのうえで差額と釣り合うかを判断してください。
Q. 工事なしで使いたい場合はどう考えますか?
A. 無線側の数値は小さく出ますが、制限の条件が公式に明記されています。判断材料はホームルーターと光回線の比較にまとめています。
Q. 回線の種類によって、この計算の意味は変わりますか?
A. 変わります。独自回線は速度表記の数え方が異なり、光コラボは大元の設備の区分に沿います。区分は光回線の種類の整理をご覧ください。
Q. キャッシュバックを入れて計算しないのはなぜですか?
A. 受け取れる時期と手続きの期限が社ごとに違い、条件を満たさないと0円になるためです。割り算に混ぜると比較が成立しません。受取条件はキャッシュバックの受取条件で扱っています。
