10ギガの光回線を料金比較|1ギガとの差額は妥当か

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10ギガプランは、同じ会社の1ギガと比べて月額がいくら上がるのかが分かりにくい設計になっています。マンションと戸建てで10ギガが同額のため、戸建てでは差が小さく、マンションでは差が大きくなるという逆転が起きるからです。この記事では各社の公式料金から差額を計算し、あわせて提供エリアの実態と、10ギガでは使えなくなるオプションを整理しました(2026年8月20日・21日確認)。

結論|今回比較した4社の差額は戸建てで月550〜792円

同じ会社の1ギガと10ギガを並べ、差額を計算した表です(税込。差額は公式が表記しているものではなく、公表されている月額からの単純計算です)。

回線 1ギガ マンション 10ギガ マンションの差額 1ギガ 戸建て 戸建ての差額
BIGLOBE光 4,378円 6,270円 +1,892円 5,478円 +792円
GMOとくとくBB光(GMO光アクセス) 4,290円 5,940円 +1,650円 5,390円 +550円
ドコモ光×GMOとくとくBB 4,400円 6,380円 +1,980円 5,720円 +660円
ソフトバンク光 4,180円 6,380円 +2,200円 5,720円 +660円

戸建てなら月550円から792円の上乗せで、規格上の最大速度が1Gbpsから10Gbpsになります。マンションは上乗せが1,650円から2,200円と、戸建ての3倍前後に広がります。10ギガの月額が戸建て・マンションで同額に設定されているためで、ドコモ光は「『ドコモ光 10ギガ』の月額料金は戸建プラン・マンションプラン同額となります」と明記しています。

1ギガと10ギガを公式が同じ料金表に並べているのはBIGLOBE光です。同社のFAQは違いについて「最大通信速度や月額料金、提供エリアに違いがあります」と説明しており、10ギガタイプは2年プランでキャッシュバック55,000円(課金開始月を1ヶ月目として12ヶ月目)、申込手数料は回線新規で1,100円と、1ギガ(3年プラン・35,000円・3,300円)とは条件そのものが違います。

BIGLOBE光の10ギガ料金を公式サイトで見る 口コミを見てみる

月額差だけでは終わらない|10ギガに乗る追加コスト

10ギガは対応ルーターが必須で、ここが月額差の外側にあります。

回線 10ギガ対応ルーター 初期費用・契約条件
BIGLOBE光 販売分は48回払いで539円〜(総額25,872円〜) 申込手数料1,100円(回線新規)/2年プラン/違約金4,620円/工事費は24回分割で実質無料
GMO光アクセス 10ギガ対応レンタルは月390円(1ギガは0円) 事務手数料3,300円/契約期間の縛りなし・違約金0円/工事費は36回分割で実質無料
ドコモ光 別途10ギガ対応ルーターの用意が必要(西日本エリアはNTT西日本からの提供でお客さまからの申込が必要) 事務手数料4,950円/2年定期/解約金5,500円/定期契約なしは8,030円
ソフトバンク光 公式サイトで確認 事務手数料4,950円/2年自動更新/超おうち応援割は10ギガで1,760円×25ヶ月

フレッツ光クロス(10ギガ)を単体で契約する場合は、NTT東日本が6,050円、NTT西日本が割引適用前6,930円・光はじめ割クロス適用で1〜2年目4,180円・3年目以降5,720円で、いずれも別途プロバイダ料が必要です(NTT西日本の取次では月539円という例が示されています)。光コラボの10ギガは回線料とプロバイダ料が1本にまとまっているため、単純な数字の大小では比べられません。この構造の違いは光回線の種類の整理で扱いました。

なお速度はいずれも技術規格上の最大値(ベストエフォート)で、実際の速度は利用環境によって変わります。NTT西日本は「最大概ね10Gbpsでは通信品質確保などに必要なデータが付与されるため、実効速度の最大値は技術規格上の最大値より十数%程度低下します」と注記しています。速度の考え方は速度の比較にまとめました。

提供エリアの実態|「全都道府県対応」と「市区町村単位」は両立する

10ギガのエリア表記は、会社によって書き方が大きく違います。ここは誤解が生まれやすいので、公式の記載を両方そのまま示します。

回線 公式の記載
BIGLOBE光 見出しで「10ギガ提供エリア 全都道府県対応!」と掲示。直後に「10ギガは市区町村等により提供エリア外の地域があります」と注記。料金表のエリア欄は「フレッツ 光クロスと同じエリアに対応(一部エリアでの提供)」
GMO光アクセス 「とくとくBB光 10ギガは下記一部での提供となります」として、都道府県ではなく市区町村単位のリストを掲示。「設置先住所が10ギガ提供エリア外だった場合、お申込みいただくことができません」
ドコモ光 「『ドコモ光 10ギガ』の提供エリアは、一部に限られます」。NTT東日本エリアは検索結果に「光アクセス(10G品目)の提供エリアです」と表示された場合のみ、西日本エリアは「光アクセスサービス(10G)の提供納期」が表示された場合のみ提供エリア

この2つは矛盾していません。都道府県のリストとしては47すべてが並ぶが、中身は市区町村単位でしか提供されていないというのが実態です。市区町村一覧をそのまま掲示しているGMO光アクセスの例を挙げると、秋田県は秋田市と潟上市の2市、山形県は山形市のみ、福島県は福島市と伊達郡川俣町、長野県は長野市・千曲市・上水内郡飯綱町という並びです。一方で東京都は23区に加えて調布市・三鷹市・府中市など多数が挙がっています。

したがって都道府県名で判断せず、必ず設置先の住所でエリア検索をしてください。同じ県内でも、隣の市が対象で自分の市は対象外ということが普通に起こります。エリア外だった場合は1ギガプランを検討することになります。

提供エリアの広さで不安がある場合の受け皿としては、フレッツ光と同じエリアで1ギガを提供しているGMOとくとくBB光(GMO光アクセス)があります。契約期間の縛りがなく、いつ解約しても違約金は0円なので、10ギガが後から自分の地域に来たときに移りやすい形です。

GMOとくとくBB光を公式サイトで見る 口コミを見てみる

10ギガでは使えなくなるオプションがある

速度と料金だけを見ていると見落とすのが、10ギガで制限される機能です。BIGLOBEの法人向けページには次の記載があります。

固定IPアドレスオプションは、フレッツ 光クロス回線、BIGLOBE光 10ギガタイプ、IPv6接続(IPv6オプションなど)では利用できません。IPv4接続でのみ利用できるとされています。さらにBIGLOBE光10ギガの制約として「接続は、常時IPv6接続(IPoE方式)となり、固定IPアドレスオプション、VPNサービス、特定ポートを使用するサービス、複数のユーザーでIPアドレスを共有すると利用できないサービス、外部へのサーバー公開はご利用いただけません」と明記されています。

つまり自宅サーバーの公開、VPN、特定ポートを使うサービスが目的なら、10ギガにすると要件を満たせなくなる可能性があります。固定IPが必要な場合の選択肢としては、GMOの法人向け「IPoE 固定IPアドレス」が1ギガ・10ギガの両方に対応しており、IP1で1ギガが月11,000円、10ギガが月14,000円(いずれも税抜、初期費用3,000円)という料金です。用途が業務寄りの場合は法人向け光回線の比較を先に確認してください。

もうひとつ、ドコモ光は「最大通信速度1Gbpsの『ドコモ光 1ギガ』と対応プロバイダが異なります」と案内しています。1ギガから10ギガへプラン変更する場合、プロバイダを継続すればメールアドレスはそのまま使えますが、変更は「新規工事料実質0円」特典の対象外とされています。

BIGLOBE光 公式サイトで10ギガの条件を見る 口コミを見てみる

次に読むなら、総額で並べた料金の比較、割引前の額を比べた月額料金の比較、10ギガの特典を含むキャンペーンの比較が続きです。

よくある質問(Q&A)

Q. 戸建てとマンションで10ギガの料金が同じなのはなぜですか?
A. 各社が10ギガプランを戸建て・マンション同額で設定しているためです。ドコモ光は同額であることを公式に明記しています。結果として、1ギガが安いマンションのほうが差額は大きくなります。

Q. 都道府県が対象に入っていれば申し込めますか?
A. 申し込めるとは限りません。GMO光アクセスは市区町村単位のリストを掲示し、「設置先住所が10ギガ提供エリア外だった場合、お申込みいただくことができません」としています。住所での確認が必要です。

Q. 工事なしで速い回線を使う方法はありますか?
A. ホームルーターは工事不要で、規格上の最大速度は受信4.2Gbpsという端末もあります。ただし混雑時間帯の速度制限が公式に明記されています。比較はホームルーターと光回線の比較をご覧ください。

Q. 10ギガにすると総額はどれくらい変わりますか?
A. 月額差に加えてルーター代と、会社によって違う事務手数料・違約金が乗ります。24ヶ月の総額に直す手順は料金の比較で示しています。

Q. そもそも回線の種類による違いを知りたいです。
A. 10ギガは光コラボの場合フレッツ光クロスの設備を使うため、エリアの制約が共通します。光回線の種類の整理で分類しています。

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