マンションの光回線を比較|方式で速度が変わる理由

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マンションの光回線は、月額だけを並べても決まりません。建物に入っている配線方式で速度の上限が変わり、初期費用と解約時の条件も社ごとに違うからです。この記事では主要5社を「2年総額」と「配線方式」の2枚の表に分けて並べ、どこで差がつくのかを整理します。金額は税込で、各社公式サイトで確認したものです(2026年8月20日・21日確認)。

結論|表は「2年総額」と「配線方式」の2枚に分ける

結論として、マンションの比較表は2枚に分けると判断できます。1枚目は月額に事務手数料を足した2年総額、2枚目は建物の配線方式ごとの速度の上限です。1枚にまとめると、月額の低さと速度の上限がぶつかって順位が動かなくなります。

2年総額の表では、契約期間の縛りがなく事務手数料も低いGMOとくとくBB光(GMO光アクセス)が上の側に並びます。マンション月額4,290円、契約期間の縛りなし、解約違約金0円という条件のため、2年で解約する想定でも違約金の欄が空のままになるからです。一方で速度の上限は建物の配線方式で決まるので、事業者を変えても上限は変わらない場合があります。

GMOとくとくBB光の料金を公式サイトで見る口コミを見てみる

1枚目|マンション5社の2年総額を並べる

月額×24ヶ月に初期費用(事務手数料・申込手数料)を足した金額です。工事費は各社とも「分割払いと同額を毎月の請求から割り引く」方式のため、割引期間を使い切る前提で合計には入れていません。キャッシュバックも受取手続きの時期が社ごとに違うので、合計とは別の欄で扱います。

サービス マンション月額 24ヶ月分 初期費用 合計(当サイト計算) 契約期間/違約金
GMOとくとくBB光 4,290円 102,960円 3,300円 106,260円 縛りなし/0円
ドコモ光×GMOとくとくBB 4,400円(1ギガ タイプA・2年) 105,600円 4,950円 110,550円 2年/4,180円
BIGLOBE光 4,378円(1ギガ・3年プラン) 105,072円 3,300円 108,372円 3年/3,000円
ソフトバンク光 4,180円(1ギガ・2年自動更新) 100,320円 4,950円 105,270円 2年/割引前の月額利用料金相当額
NURO光(マンション・現行プラン) 1ヶ月目0円/2〜24ヶ月目3,980円 91,540円 3,300円 94,840円 縛りなし/0円

※合計は各社公式の月額と初期費用から当サイトが単純計算した参考値で、公式が「2年総額」として掲示している金額ではありません。オプション料・光電話・土日祝の追加工事費は含みません。ソフトバンク光は2026年12月1日から既存の料金プランの月額が一律330円上がると公式に告知されています。またNURO光は2026年8月31日で現行プランの新規受付を終了し、9月1日から新プランへ切り替わると告知されています(表の金額は現行プランのものです)。

合計欄に入れなかった項目と、その理由

工事費は、GMO光アクセスが屋内配線を新設する派遣工事で25,300円・派遣なし3,300円、BIGLOBE光が屋内配線を新設する場合28,600円・新設しない場合18,260円・派遣なし3,300円、ドコモ光が新規工事料28,600円、ソフトバンク光がお立ち会い工事なし5,280円という体系です。いずれも分割相当額を月額から割り引く仕組みなので、割引期間を使い切れば0円になります。逆に割引期間の途中で解約すると残債が一括請求されるため、合計欄ではなく「解約したときに残るもの」の欄で見るのが正確です。

違約金は「2年で解約するか」で効き方が変わる

2年より長く使うつもりなら違約金の欄は無視できますが、2年前後で動く可能性があるなら合計に足して考えます。BIGLOBE光の1ギガタイプは3年(36ヶ月ごと自動更新)なので、24ヶ月時点は更新月ではなくマンションタイプで3,000円がかかります。ソフトバンク光は金額固定ではなく「解約時の契約プラン・回線タイプに応じた割引前の月額利用料金相当額」という決まり方です。GMO光アクセスとNURO光は契約期間の縛りがないため、この欄が0円になります。

2枚目|配線方式で速度の上限が変わる

マンションの速度は、建物内のどこまで光ファイバーが来ているかで上限が決まります。事業者を乗り換えても、建物の設備が同じなら上限は変わりません。方式は大きく3つです。

配線方式 建物内の配線 速度の上限に関する公式の記載
光配線方式 共用部から各部屋まで光ファイバー 1ギガプランで下り最大1Gbps(技術規格上の最大値)。10ギガの提供対象になるのもこの方式が中心
VDSL方式 共用部までは光、部屋までは電話線 GMO光アクセスは「VDSL利用時等、一部最大1Gbpsの速度が出ない場合があります」と明記
LAN配線方式 共用部から各部屋までLANケーブル BIGLOBE光は「集合住宅においては、最大通信速度が最大200Mbpsまたは最大100Mbpsとなることがあります」と明記

速度はいずれも技術規格上の最大値(ベストエフォート)で、実際の速度は利用機器・宅内配線・混雑状況によって変わると各社が注記しています。この表を見ると、方式が分からないまま月額だけで選ぶと、上限が100Mbpsの建物で1Gbpsのプランを契約することになり得ると分かります。ソフトバンク光は「マンションの回線タイプは建物設備で決まる」としており、タイプ別の最大速度の一覧は公式ページ上では確認できませんでした。速度の見方は光回線の速度の比較でまとめています。

プランの刻み方も建物側で決まることがある

大元のフレッツ光(NTT東日本)のマンション・ギガラインタイプは、プラン2が3,355円、プラン1が3,795円、ミニが4,455円と月額が分かれます。どのプランになるかは「同一集合住宅で見込める契約数(ミニ4以上・プラン1は8以上・プラン2は16以上)などを考慮してNTT東日本が決定」する仕組みで、入居者が選ぶことはできません。光コラボの各社は、この仕組みの上に自社の料金を乗せています。回線そのものの区分は光回線の種類の整理にまとめました。

キャッシュバックは合計欄の外に置く

各社のキャッシュバックは金額が大きい一方で、受け取れる時期と手続きの期限が社ごとに違います。合計に混ぜると比較が壊れるので、別の欄で並べます。

サービス 金額 受取時期と手続き
GMOとくとくBB光 全員対象5,000円/他社解約違約金の補助 最大60,000円 開通月を1ヶ月目として11ヶ月目に口座確認メール、登録の翌月末に振込。メール送信日の翌月末までに返信がないと適用外
ドコモ光×GMOとくとくBB ドコモ光のみの申込で10,500円(オプション組み合わせで最大85,000円) 開通月を含む4ヶ月目に口座確認メール、登録の翌月末に振込
BIGLOBE光 1ギガタイプ35,000円/10ギガタイプ55,000円 課金開始月を1カ月目として12カ月目。手続きは対象月の2日から45日間で、過ぎると無効
ソフトバンク光 他社の解除料・撤去費用・端末残債に応じて最大100,000円(普通為替) 課金開始月を1ヵ月目として6ヵ月目末日までに証明書を提出し、7ヵ月目に受け取り
NURO光 2ギガ10,000円/10ギガ20,000円 利用開始から17か月後に案内(料金内訳表では18か月目と表記され、公式内で表記ゆれあり)。手続き期間は45日間

金額の大きさより、その時期まで契約を続けているか、案内メールに気づける状態かのほうが効きます。GMOとくとくBBの案内は「設置先住所に送られる登録証に記載のメールアドレス」宛なので、申込に使ったアドレスとは限らない点も表の外側の条件です。受取条件だけを並べた記事はキャッシュバックの受取条件にあります。

GMOとくとくBB光 公式サイトで条件を確認する

工事の許可が下りない部屋の受け皿

賃貸で工事の許可が下りない、開通まで待てないという場合は、比較表の枠から外れます。GMOとくとくBB ホームWi-Fiはコンセントに挿すだけで使えるホームルーターで、月額5,082円・解約違約金なし、端末代33,264円は36ヶ月の利用で実質0円という条件です。ドコモ home 5Gが「登録した設置場所住所以外では利用できない」と明記しているのに対し、とくとくBBホームWi-Fiは登録先住所以外でも使えると公式の比較表に記載があります。

ただしGMOとくとくBB ホームWi-FiとGMOとくとくBB WiMAXは、2026年10月1日ご利用分から月額に一律605円(税込)が加算されると公式に告知されています(改定後の具体的な金額は公式に明示がありません)。あわせて2026年8月21日から9月20日までの解約は契約解除料が無料になる措置も告知されています。速度と安定性は光回線に劣るため、工事が通るなら光回線を先に検討してください。

とくとくBBホームWi-Fiを公式サイトで見る評判を見てみる

次に読むなら、回線の区分を押さえる光回線の種類の整理、金額の作り方を見る光回線の料金の比較、住まいが戸建てなら戸建ての光回線の比較の順が分かりやすい並びです。

よくある質問(Q&A)

Q. 自分の部屋の配線方式はどう調べますか?
A. 申込時のエリア検索や、部屋の壁にある差込口の形(光コンセントか電話用モジュラージャックか)で見当がつきます。確定させるには、申し込み前に公式サイトの提供状況の確認画面で住所を入れてください。提供可否は住所と建物によって変わります。

Q. 工事なしで使いたいのですが、方法はありますか?
A. 建物に設備が入っていれば派遣なしの工事(GMO光アクセス・BIGLOBE光とも3,300円)で開通できることがあります。工事そのものを避けたい場合はホームルーターが選択肢で、違いはホームルーターと光回線の比較にまとめています。

Q. 料金で選ぶには、どこまで足せばいいですか?
A. 月額×利用月数、事務手数料、解約時に残る工事費の残債、違約金の4つです。キャッシュバックは受取時期がずれるので別扱いにします。計算の手順は料金の比較記事で示しています。

Q. 光回線の種類によって、マンションでの選び方は変わりますか?
A. 変わります。フレッツ光の設備を使う光コラボは転用・事業者変更で工事なしに乗り換えられることが多く、独自回線は新たに引き込みが必要です。区分は光回線の種類の整理をご覧ください。

Q. マンションで10ギガは使えますか?
A. 10ギガは市区町村単位でしか提供されていない地域があり、建物側の対応も要ります。料金と提供範囲は10ギガの料金比較で扱っています。申し込み前に公式サイトで提供状況をご確認ください。

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